非常口の誘導灯は、火災や地震などの緊急時に命を守るための重要なサインです。実は「背景の色」によって意味が異なるのをご存知でしょうか?
それぞれの種類と、いざという時の避難のコツを整理しました。
1. 誘導灯の種類と見分け方
誘導灯は、大きく分けて「緑色の背景」と「白色の背景」の2種類があります。
① 避難口誘導灯(背景が緑色)
意味: その場所自体が「非常口(出口)」であることを示します。
設置場所: 屋外へ出られる扉や、階段への入り口の真上などに設置されています。
見分け方: 緑色の面積が多く、白い人が出口に向かって走っているデザインです。
② 通路誘導灯(背景が白色)
意味: 非常口がある「方向」を示します。
設置場所: 廊下や通路の曲がり角などに設置されています。
見分け方: 白色の面積が多く、緑色の人が走っているデザインに、進行方向を示す矢印が添えられています。
2. 安全な避難方法のポイント
パニックにならずに避難するために、以下のステップを意識してください。
まずは「白」を辿り、「緑」を目指す
廊下にいるときは、まず白い誘導灯の矢印に従って進んでください。最終的に緑色の誘導灯がある扉にたどり着けば、そこが安全な出口(または避難階段)です。
姿勢を低く保つ
火災の場合、煙は上の方に溜まります。誘導灯の光が煙で見えにくいときは、壁に手を当てながら姿勢を低くして移動しましょう。
エレベーターは絶対に使わない
停電による閉じ込めや、火災による煙の吸い込みの危険があります。必ず階段を使ってください。
扉の温度を確認する(火災時)
非常口の扉を開ける前に、手の甲でドアノブや扉の熱さを確認してください。もし熱ければ、向こう側に火がある証拠です。無理に開けず、別のルートを探しましょう。
3. 覚えておきたい補足知識
最近では、より視認性を高めるために「点滅形」(ライトが点滅する)や、音声で場所を知らせる「音声誘導付」の誘導灯も増えています。また、床面に貼られた蓄光式の矢印シールも、停電時の強い味方になります。
豆知識: 誘導灯の「走っている人」のピクトグラムは、日本で生まれたデザインが世界標準(ISO)になったものです。